たとえとどかぬ糸だとしても最終回ネタバレ！ウタと薫瑠は結ばれる？

「たとえとどかぬ糸だとしても」は7巻で最終回(完結)をむかえました。

コミック百合姫にて4年連載がつづいた人気GL(ガールズラブ)漫画です。

儚い片思いを、綺麗な絵や言葉で心情を表現するのが上手で、かなわぬ恋に読んでて涙でるくらい引き込まれてしまいます。

この記事では、「たとえとどかぬ糸だとしても」の最終回結末が知りたい方に、ネタバレとしてまとめました。

※ネタバレが嫌な方は読まないでください。

★ウタと薫瑠の後日談「紡いだ糸のその先で」を読んでこそ、本当のオチがわかる！

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たとえとどかぬ糸だとしても最終回(7巻)ネタバレ

「たとえとどかぬ糸だとしても」7巻初回限定版が発売しました！これにて完結です！
百合姫月間化から始まった物語も一つの決着を迎えました。ウタの行く末を見守ってもらえたら嬉しいです!! pic.twitter.com/kMqWol6BFe

— てん (@ten_yh) January 18, 2021

ウタ、薫瑠、怜一はどのような結末をむかえるのでしょうか？

※ネタバレが嫌な方は読まないでください。

ウタは薫瑠と結ばれる

ウタは、薫瑠と怜一の住んでいる家から離れ、実家に戻ります。薫瑠に「さよなら」を告げて。。

そして、大学生、社会人となり、薫瑠がいない人生を歩み始めます。

…と思ったのですが、社会人になってもウタの心の中心には変わらず薫瑠への熱い思いが。

むしろ、離れたことで、より薫瑠への思いが大切なものになって「ボロクソな片思いを貫き通してやる」というどこか吹っ切れたウタ。

そこからまた月日がたち、ウタは怜一と同じマンションに住んでいました。

マンションは同じでも、別々の部屋を借りているようです。

たまたま仕事帰りに会った怜一に「おやすみ」の挨拶をするウタ。

そして、ウタの部屋で待っていたのは「おかえり、ウタちゃん」と出迎える薫瑠の姿が。

高校生のとき実家に戻るウタが願った「もう一度薫瑠さんと一緒に住みたい」を叶え、ウタの人生は、薫瑠とともに歩んでいくのでした。

薫瑠は新しい人生を歩む

薫瑠と怜一は、話し合いの結果、結局離婚することになりました。

怜一への気持ちは「大好き」でしたが、怜一が薫瑠と同じような感情を持っていないことを知ったからです。

同時に、家を出ていったウタの存在の大きさを知り、自分にとってウタは心の寄りどころだったのだと自覚します。

怜一と離婚した薫瑠は引っ越しをし、仕事も始めました。

そして月日は流れ、「もう一度ウタちゃんと暮らしたい」思いを叶えた薫瑠は、怜一の妻ではなく、ウタの恋人として新しい人生を歩みます。

怜一は薫瑠の母親から解放された

怜一は、なぜ好きでもなかった薫瑠と結婚したのでしょうか？

それは、亡き薫瑠の母の言葉に縛られていたからでした。

怜一が高校生だったとき、病で倒れた薫瑠母の見舞いに病院を訪れたとき、「薫瑠のことを支えてあげてほしい」と言われたのです。

重たい責任に返事ができなかった怜一。その後悔が尾をひいて、薫瑠を見守らなければいけないと薫瑠から離れることができなかったのです。

「好きという感情より、家族を思う感情に近い」と薫瑠にも打ち明けています。

そして、怜一が恋愛感情として抱いたのは薫瑠ではなく、璃沙子でした。

怜一は離婚はしたくなかったのですが、薫瑠が離婚を選択したことで、薫瑠母の約束も遂行する必要はなくなったのでした。

たとえとどかぬ糸だとしても最終回(7巻)の感想・考察

#私の好きな百合作品布教
[たとえとどかぬ糸だとしても]
tMnR先生

兄の嫁に好意を抱いてしまい
恋心を抑えようと日々葛藤する話です。

マジで好きすぎて
何回も読み直した作品✨ pic.twitter.com/D76WxoAfxE

— むすかり🍡@百合紅茶ベーシスト (@Muscari_GL) May 13, 2023

「たとえとどかぬ糸だとしても」最終7巻を読んだ感想を述べていきます。

ウタの思いが報われて良かった

「たとえとどかぬ糸だとしても」あまりにも過酷な恋でした。

兄の嫁に恋するという、絶対に叶わぬウタの片思いがどのような着地をするのか気になっていましたが、無事に幸せなハッピーエンドを迎えられて良かったです。

ウタが実家に戻る展開になったときは、薫瑠と一緒にいる辛さから逃げるのではなくて、前に進めない自分を変えたいというウタの成長に涙しました。

つらかっただろうなぁ、でも最後にまた薫瑠を射止めることができて良かったね！と拍手。

しかし、気になることが･･

気になるのは、最終的に薫瑠はウタとの人生を歩んでいますが、薫瑠がウタへの思い＞怜一への思いを超えることってあるのかな？と思いました。

さらに、部屋は違えど、怜一と同じマンションに普通は住めるのか？好きだけど離婚した形になっているので、顔をみるたびに思い出してしまいそうですよね。

うーん。未練が残ってたら嫌だなと感じてしまいます。

しっかりウタだけを見つめて過ごしてほしいですね！一途なウタのためにも。

怜一は幸せになれるのか

怜一が璃沙子と密会していることを知ったときは、この浮気者！と腹立ちしましたが、薫瑠母の思いを断れなかった怜一も、なんというか、、優しすぎたんですね。

しかし、この中途半端な優しさが、結局は薫瑠を傷つけてしまったんですよね。

あまり自分の思いを口にしない感じが、ウタも怜一も兄妹で似ていますね。

結局、怜一は想いを寄せていた瑠沙子に手を出すことも、薫瑠を側で支えることもできなくて、今後どのような人生を歩んでいくのか気になります。

怜一もウタのように、幸せな人生を歩めることを願っています。

「たとえとどかぬ糸だとしても」の後日談

「たとえとどかぬ糸だとしても」は7巻で最終回を迎えて完結していますが、同棲後の後日談として8冊目『紡いだ糸のその先で』が発売されています。

家庭の問題とか暗い話題が多かった本編と違って、百合度の高い内容となっています。

最終回は解釈が分かれる感じもあったので、その補完という意味で読んで損はない内容。

むしろ8巻『紡いだ糸のその先で』を読んでこそ、ようやく「たとえとどかぬ糸だとしても」が終わったと感じるかもしれません。

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たとえとどかぬ糸だとしても最終回(7巻)ネタバレまとめ

「たとえとどかぬ糸だとしても」最終回(7巻)のネタバレ・感想でした。

スーパー最強に報われない恋話。既婚者への片想い、しかも兄の結婚相手という重いテーマでしたが、上手くまとめたと思います。

なんとかハッピーエンドの展開で終わった内容で、ホッと安堵。

しかし若干、消化不良感も否めません。そこは8巻『紡いだ糸のその先で』で多少回収できるかもしれません！

私としては、辛く苦しい恋の心情を、うまく言葉と綺麗なイラストで表現していたので、とてもよく刺さる漫画で満足でした。

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